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インデントと項番
ドキュメント全体は構造化され、そのテキストは階層化されているのが理想だ。
そこでテキストを階層化するために使うのが、インデント(字下げ)と項番である。
インデント
インデントとは行頭にスペース(空白)を置いて、テキストの始まり位置を下げるテクニックだ。
インデントをいつ使うかに明確な決まりはない。1行前のテキストまたは要素と同じ階層であることを示すために、インデントで行頭を揃える事が多い。
例えば、以下のように半角スペースを4つ入れて要素を揃えれる。
1. 開催概要 時間:10:00 会場:なんとかドーム ##ここに画像を挿入
画像を適当に挿入してしまう人もおおいが、インデントで頭を揃えることで同階層だと示すのが望ましい。
項目を箇条書きするとき、「・」(ナカグロ/中点)を使うこともできる。単語を並べるだけの箇条書きに中点を付けると野暮ったいし、インデントだけのほうがスッキリする。また、画像にナカグロを付けれないので、状況に応じて使うと良いだろう。
項番
項番は項目番号のことで、文章の各項目に番号を付け、整理するための機能である。
項番にはさまざまな流儀があり、決まったフォーマットはない。職場であれば、既存の文章に倣うと良いが、職場の項番が整理されていることはほぼないため、自身で好きに作っても良いだろう。
個人的なおすすめは以下だ。
1. あいうえお (1) かきくけこ a. さしすせそ
項番のあとは半角スペースを開ける。Wordなら自動でインデントしてくれる。
ちなみにWordのアウトライン番号だと以下のパターンが使いやすい。
1. あいうえお (1) かきくけこ ① さしすせそ
ただ、①(丸数字)は画像のカコミに使い、そこを参照する時に使うので、項番で使わない方が良い。
項番はドキュメント全体で共通して同じフォーマットにする。だから制作前にどのパターンで作成するのかルールを決めておく。
もう少し具体的に例をあげる。
1. 項番の付け方 項番をいつ使うのか、どう使うのか説明する、みたいなこのセクションの概要を地の文で記す。 (1) 項番の付け方を手順として示す。 a. 行頭に置いて b. 半角スペースを付ける (2) インデントで項番の階層を下げる。 a. スペースを4個置く。 b. 行頭を揃えるため3個にするのもあり。