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☓☓を行う_が推奨されるケース

「☓☓を行う」が使えるケース

基本的に「☓☓を行う」という言い回しは推奨していない。なぜなら、大抵の言葉で「☓☓する」で済ませる事ができ、行うという冗長な表現を避けるべきだからだ。

一方で、「☓☓を行う」が推奨されたり、推奨とまではいかないが、許容となるケースがある。

例えば前項で、「特大プロジェクトの開発・管理を行う。」などの、動詞に加工できず、行うで受けたい場合を挙げた。

もう少し平たく言うと、2,3語をくっつけてしまい、「する」でサ変動詞として扱いづらいケースだ。例えば、

  • 教育的指導を行う。
  • 配管掃除を行う。
  • 水練で遠泳を行う。

とはいえ、これらのケースは「を行う」を使うことになり、発声しにくい。ゆえに、文章としてぶっきらぼうというか、とっつきにくい感じが出てしまう。あるいは音声の解釈に余計な負荷を要するため、頭に入って来づらい。

それを避けるために、「を行う」を他の言葉で代用できるとスマートな感じになる。

  • 教育的指導を授ける。
  • 配管掃除に取り組む。配管掃除に向かう。配管掃除をこなす。
  • 水練で遠泳に挑戦する。水練で遠泳に励む。水練で遠泳に取り組む。

もちろん既存のドキュメントに合わせて「を行う」を多様しても特段の問題は生じないだろう。

さて「を行う」が使えるもう1つのパターンがある。 それはソフトウェアやマシンの機能を使うときだ。

  • 「並び替え」を行う。
  • 「貼り付け」を行う。

単に各機能を呼び出すだけでなく、各機能のボタンをクリックし、機能が実行され、結果を受け取る、という一連の流れを「を行う」で受け取れる。

そういった形而上のあれこれを無視して、単に

  • 「並び替え」る。
  • 「貼り付け」する。

と書いても、何ら問題はない。表記がスッキリしている分、こちらの方が好ましいとさえ思える。。実際にどちらを使うかは、周囲の既存の言葉遣いに合わせるのがいいだろう。

☓☓を行う_が推奨されるケース.txt · 最終更新: 2024/01/28 22:17 by 127.0.0.1

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