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ライティングをば料理に例えん

ライティングをば料理に例えん

(ライティングを料理に例えよう)

書くという行為は料理に似ている。

料理とは材料に手を加えて、食事として仕上げることだ。
書くとは材料に手を加えて、文章として仕上げることなんだ。

この対比に基づいて考えると、材料を集めるフェーズが終わってからが、書くフェーズだ。それ以前のフェーズに書くは含まれない。

さて料理の作り手を見てみよう。大抵の作り手は、お店から食材を購入して料理する。プロの料理人だって業者から食材を仕入れる。

しかし、農家の人は自分の畑から食材を取ってくることもできる。山林の付近に住んでいる人は、奥に分け入って食材を採ることができる。あるいは漁師であれば、釣った魚をその場で捌いて食すこともできる。

この人達に共通するのは、一般の作り手にはない、食材を取ってくるスキルを備えていることだ。

おんなじように、書き手も素材を取れるかどうかで力量や評価に差がでる。

例えばコミュニケーション力があればインタビューでネタを引き出せる。足があれば、張り込みや現地調査でネタを拾える。自分の中の井戸から水をくみ出せれば、エッセーや物語を書ける。

世の中に五万といるネット系のライターは、ネットで拾ったネタを加工して仕上げることに長けている。ちょっとランクが上がると、自分で手を動かしてモノ作りできたりする。しっかり稼げるライターさんは、深い専門知識を持っていて、かつその知識が他と被らないことが多い。それかバズれるか。

私はそのどちらでもない。

例えて言うなら寿司屋みたいなもので、素材をさっと捌いて寿司を握るみたいな。もちろんさっと捌くための知識や切れ味はあるつもり。でも何かいい感じのエモい文章が書けない。

ライティングをば料理に例えん.txt · 最終更新: 2024/01/28 22:17 by 127.0.0.1

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