スタイルガイドを知る
スタイルガイドを知る
スタイルガイドは、文書作成のルールをまとめたものである。
英語と日本語では、文法から単語まで細部が大いに異なる。文章の書き方という観点で見ると、英語は明確に文章化されていると感じる。
例えば、文章の書き方について、小学校から型(フレームワーク)を使って書き方を教えているそうだ。もちろん近年は日本でも時間を取っているそうだが。
英語圏では、本格的な文章の書き方について、スタイルガイドというものがまとめられている。これは、文章構成から、書き方、校正、記号の使い方など、文書作成のルールを書籍化したものだ。有名なところだと「The Chicago Manual of Style」がある。
さらにGoogleやMicrosoftらは、テクノロジーの進歩に適応したスタイルガイドを公開している(英語)。
翻って日本語のスタイルガイドを探すと、広く共有されているものがない。出版業界で広く使われているのが、「記者ハンドブック 新聞用字用語集」だと思う。筆者の本棚でもホコリを被っている。それを確認したところ、いくつかの問題がある。
- 縦書きの新聞向けに作られている
- 名前の通り漢字やカナの辞書的側面が強く、書き方はさらっとしか載ってない
よって、現代のスタイルガイドとしてみると弱い。かと言って、他に頼りになるのがあるかとうと? しばしググってみたが、無名のものしか無かった。
取り急ぎ、日本語のスタイルガイドは以下のものがある。
- 一般社団法人 日本翻訳連盟(JTF)https://www.jtf.jp/pdf/jtf_style_guide.pdf
- 日本テクニカルコミュニケーター協会「日本語スタイルガイド」
ほか、Mdn(Firefoxを作ってる団体)のドキュメントも英語を和訳したものながら、短くまとまっていて良いと思う。
スタイルガイドを知る.txt · 最終更新: 2024/01/28 22:17 by 127.0.0.1