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なぜ文書を構造化するのか

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なぜ文書を構造化するのか [2023/11/26 14:24] – 削除 - 外部編集 (Unknown date) 127.0.0.1なぜ文書を構造化するのか [2024/01/28 22:17] (現在) – 外部編集 127.0.0.1
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 +====== なぜ文書を構造化するのか ======
  
 +文書を作成するにあたり、重要な判断基準となるので、改めて説明を試みる。
 +
 +問:なぜ文書を構造化するのか?\\
 +答:文書(ドキュメント)の可読性を高め、読み手が理解しやすくするため。
 +
 +書き手と読み手が相互に了解した構造とすることで、情報のやりとりを効率化するわけだ。最初に結論を書く、というのは仕事の文書において広く共有された認識だろう。これもまた構造に基づいている。
 +
 +=== そもそも構造化とは? ===
 +構造化とは、ものの全体を把握したうえで、構成要素と要素の関係をなんらかの法則で整理することだ。
 +
 +文書はツリー状の階層構造を採用する。
 +
 +例えば以下の構造になっている。
 +
 +<code>
 +タイトル
 +┃┗サブタイトル
 +┗リード
 + ┣第1章
 + ┃┣第1節
 + ┃┣第2節
 + ┃┗第3節
 + ┣第2章
 + ┣第3章
 + ┗第4章
 +</code>
 +
 +タイトルは、文書の顔となるキーワードを使い、文書全体の内容を表す。たいへん抽象的な書き方になったが、文章の内容を一言で表し、読み手を引き付ける機能を果たすべきで、そういう言葉を短く収めたものがタイトルになる。文書のジャンルによってはそうできないこともあるが。
 +
 +サブタイトルは、タイトルを補足するもので、文書がどういう切り口かを示す補助線だったりする。
 +
 +リードは、タイトルを拡張し、2~3文で文書の要点を示す。タイトルからリードを読むだけで、文書の結論を読み取れるべきだ。いや読み取れなければ駄目だ。
 +
 +続く章節項でリードをブレイクダウン(細分化)していく。結論を具体的に論述することで、リードをかみ砕いて、細部を理解できるようにする。これが文書を構造化する理由だ。
 +
 +要するに最初にタイトルとリードで行った主張を、章で具体的に論述していく。章の主張を節で論述し、節の主張を節で論述していく。このように大きな主張を、論理的に理解可能なレベルに細分化していくわけ。

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