====== 写経する ====== ===== 写経には〇〇を使う ===== 文章を上達させる練習として、いわゆる「写経」という手法がある。 写経とは、仏教の経文を書き写すことだ。転じて、名文を書き取る練習を意味する。 描写文であれば、名文とされている小説やエッセーなどを写経する。では、説明文であれば何を写経すべきか。 何を写経すべきでないかは、明確である。 - 小説やエッセーなどの創作物 - ネット上の文章や広告 小説やエッセーは描写文なため、趣旨からから外れるので除外。ネット上の文章は基本的に低品質なので避ける。なぜなら。校正というコストを掛けずに、ライターが書いたものを編集がテキトウに直して掲載しているからだ。もっと悪いと、ニュースサイトなどで記者が書いて隣の記者が回し読みして特段の問題がなければ載せるという状況だ。 未だに校正というコストを掛けているのは、雑誌や新聞、そして企業案件の制作物だろう。 この中で入手がし易く、かつ説明文のものとなると新聞だろう。読み物や時事批評などの論述や論説は、説明文の写経のターゲットとして適してない。単純な時事ニュースや新製品のニュースなどが、つまらないだろうが最初の写経としては良いだろう。 合わせて新聞の見出し(各記事のタイトルのこと)に目を通しおくとよい。なぜその要素が盛り込まれているのか、また何が省かれているかを考えてみると良い。自分でタイトルを付ける時に役立つだろう。