はじめに
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はじめに [2023/04/04 23:50] – kanrisha | はじめに [2024/01/28 22:17] (現在) – 外部編集 127.0.0.1 | ||
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- | 職場や現場で優れたドキュメントへの需要が高まっていると感じる。 | + | インターネットを見ると、いつの間にか低品質なテキストがまん延していた。 |
- | 一方で、プロジェクトのマネージャーはドキュメントにほとんど投資しない。 | + | 人々が信頼するニュースサイトにさえだ。 |
- | どうする? 書くか、書かせるか。 | + | |
- | 時給1500円も払えば、掃いて捨てるほどいるライターの中から適当なものをピックアップできる。新聞や出版から人材が放流されて、巷には書き手が安値で溢れている。 | + | あなたはそのことに気づいていただろうか。大丈夫だ、誰もテキストの良し悪しなんて気にしていない。していたら、もっとコストを掛けて制作されているはずだ。 |
- | だが選球眼に自信があるか、自問自答してみよう。 | + | これはそうした事態に抗う、個人的なプロジェクトだ。「文字で情報を適切に記述する術」を共有する。そしてインターネット上のテキストがより良くなることを願う。 |
- | 上手くコミュニケーションを取れるか。 | + | |
- | そいつを管理できるか。 | + | |
- | ワォ! ライターを導入するには、考えたくないぐらいに障壁が多い。 | + | 御託を書いても仕方あるめぇ、早速やっていきます。 |
- | 自分で書くか? 書けるのか? 書くとかいう創作的行為には、たしか文才とかいうものが必要だったはず。 | + | |
- | 才能はあったほうがいいが、大抵のスキルと同じように、ある程度のところ――80点くらいまでは、なくても大丈夫だ。 | + | なお、本書は、ジェラルド・M・ワインバーグ「ワインバーグの文章読本」で紹介される「自然石文章術」というテクニック実践の試みでもある。 |
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- | ライティングに、自分の時間を投資してみるか? | + | |
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- | ライティングにはいくつかの良い点がある。 | + | |
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- | - テキストコミュニケーション力が増す | + | |
- | - 考えを言語化するトレーニングになる | + | |
- | - 制作物の身だしなみを整えれる | + | |
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- | まぁメリットはあるとして、ライティングを活用するのは難しい。 | + | |
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- | 大抵の人は文章の良し悪しが分からないからだ。したがってあなたがいい感じに書けても、直接的なリターンに繋がりにくい。 | + | |
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- | これは最初に言った、プロジェクトのマネージャーがドキュメントに投資しないという話と符号している。 | + | |
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- | だからライティングの技術を長期的に磨いていくためには、内発的(自分の内から生まれる)な理由が必要だ。キレのある文章が書いて気持ちよくなりたい、強固なドキュメントを作り開発を進めたい、クソみたいな文章を見てるとイライラする。なんてね。 | + | |
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- | ついでに、本題に入る前に把握しておいてほしいことを記す。 | + | |
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- | 言葉≒単語:声に出したり書かれたりした意味のある表現の最小単位。 | + | |
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- | 文:単語をくっつけてひとつながりにしたもの | + | |
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- | 文章:文をまとめたもの。 | + | |
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- | この3つは頻繁に出てくるので留意して読んで欲しい。 | + |
はじめに.1680619848.txt.gz · 最終更新: 2024/01/28 22:15 (外部編集)